1歳になると、栄養の大部分を食事から摂れるようになってきます。
手軽に栄養を採るためにも牛乳を取り入れたいですよね。
でもいつから飲めるのか、どのように飲ませるのか、といった飲ませ方の疑問はありませんか?
ここでは、1歳になった子どもへの牛乳の飲ませ方についてご紹介します。
Contents
1歳で牛乳はいつから飲ませればいいの?
牛乳って赤ちゃんの頃には与えるのはよくない!となんとなく耳にしている方は多いのではないでしょうか。
でも、一体いつから牛乳を飲ませても大丈夫なのでしょうか?
そもそも、1歳に牛乳を飲ませる必要があるのか、から詳しく説明していきます。
1歳に牛乳を飲ませる必要性
1歳に牛乳を飲ませる最大のメリットは、効率よくカルシウムが採れるということが挙げられます。
1歳で必要なカルシウムの量は、男の子が428㎎、女の子が415㎎です。
大人の必要量の650㎎と比べると、かなり多く感じると思います。
小魚や小松菜、豆腐など、牛乳以外にもカルシウムが多い食材はありますが、このような食材だけでカルシウムを摂るとなると、大量に食べなければなりません。
ですが、小魚や野菜はあまり食べてくれない場合もありますよね。
牛乳であれば、飲む以外にも料理やデザートにも使えるので、1歳の子どもでも摂取しやすいカルシウム源と言えます。
牛乳を飲ませ始める時期の目安
牛乳を飲ませるときに気になるのがアレルギー。
赤ちゃんは消化機能が未発達で、アレルギーの原因となるたんぱく質がうまく分解できません。
十分に分解できていないたんぱく質を吸収すると、アレルギーを引き起こす可能性があります。
ですから、まずは生後7~8ヶ月ごろから加熱したものを離乳食に取り入れてみましょう。
1歳を過ぎたら、そのまま飲ませることができます。
1歳になって牛乳を飲ませるときの飲ませ方
1歳になって急に「牛乳どうぞ」と与えたとしても、飲んでくれない可能性が高いでしょう。
事前に慣らしておくことや飲ませ方を知っておくことことは大切です。
牛乳を飲む前の準備
まずは、離乳食初期(生後5~6ヶ月)の後半からヨーグルトを与え、乳製品に慣らしておきましょう。
次に離乳食中期(7~8ヶ月)ごろから、離乳食の食材として牛乳を取り入れます。
このとき、必ず加熱したものを少量(大さじ1杯程度)からあげるようにしてください。
特に家族に牛乳アレルギーの方がいる場合は、慎重に進めましょう。
アレルギーや消化不良などの症状が出なければ、少しずつ食べさせる量を増やしていきます。
牛乳の飲ませ方のコツ
1歳を過ぎたら、いよいよそのまま牛乳を飲ませてみます。
まずは50ml程度から飲ませますが、最初は人肌程度に温めたもの、慣れてきたら室温程度のもの、そして冷たいもの、と温度も調整してあげてください。
牛乳に慣れるまでは、冷たいまま飲むと下痢になる可能性が高くなります。
また、賞味期限にも注意が必要です。
牛乳は賞味期限が短く、痛みやすい食材と言えます。
特に消化器官が未熟な子どもにとって、菌が増えた牛乳は負担が大きくなります。
たとえ賞味期限内でも、開封して数日経ったものはそのまま飲ませず、加熱して料理に使いましょう。
牛乳を飲まない時の対処法
牛乳を飲まない理由としては、味や匂いに慣れていないということが考えられます。
離乳食にあまり牛乳を使っていなかったのであれば、まずスープなどの食事に取り入れて、味や匂いに慣らしていきます。
離乳食では食べられている場合は、バナナなど食べ慣れたフルーツと混ぜて、フルーツミルクにして飲ませてみましょう。
徐々にフルーツの割合を減らしていき、最終的には牛乳だけで飲めるようにします。
また、匂いが苦手な場合は、ストローマグで飲ませるのも良いでしょう。
コップで飲むとダイレクトに匂いを嗅ぐことになりますが、ストローマグなら蓋があるので、匂いを感じにくくなりますよね。
少しずつ慣らしてから、コップに移行していきましょう。
牛乳を飲み過ぎる時の対処法
1歳の子どもに牛乳を飲ませる場合、おすすめの摂取量は1日に200mlです。
最大でも400mlまでにしましょう。
これは、牛乳に含まれるカルシウムとリンによって、鉄分が吸収されにくくなってしまうからです。
牛乳の飲み過ぎによって貧血になってしまう可能性があるのです。
もし飲み過ぎてしまうようなら、貧血対策としてレバーやほうれん草など、鉄分を多く含む食材も積極的に摂るようにしましょう。
また、牛乳でお腹がいっぱいになってしまい、ご飯が食べられないこともありますよね。
牛乳で栄養が摂れると言っても、やはり食事から栄養を摂るのが基本です。
それに飲み過ぎるとたんぱく質の摂り過ぎで、肥満になってしまう可能性もあります。
少しずつ牛乳から水やお茶に切り替えていきましょう。
初めのうちはもっと飲みたがるかもしれませんが、「1日に1杯」や「飲むのはご飯を食べ終わったら」など、ある程度のルールを決めてみてはいかがでしょうか。
1歳に牛乳はいつから飲ませればいいの?悩みと先輩ママのアドバイス
牛乳をいつから飲ませたらいいのか悩んでいる方の疑問とそれに対する先輩ママのアドバイスを紹介させていただきます。
参考にしてみて下さいね。
1歳に牛乳をいつから飲ませられるの?という悩み
あと少しで1歳になる娘に牛乳はいつから与えられるのでしょうか?
今は、栄養面を考えてフォローアップミルクを飲んでいます。
ご飯もよく食べてはいるのですが、栄養の偏りが気になるのでフォローアップミルクを飲ませています。
ただ、フォローアップミルクを継続していると、手間とお金がかかるという問題があるので、牛乳を飲ませれたらいいなと思っています。
1歳になったら、牛乳に切り替えてもいいと聞きますが、急に牛乳を飲ませても平気なのか気になります。
牛乳はそのまま与えてもいいのでしょうか?
先輩ママからのアドバイス
私は、息子が1歳をすこし過ぎた頃から牛乳を飲ませ始めました。
冷たいままあげることでお腹を壊すといけないので、温かさはミルクと同じくらいにしていましたよ。
最初からゴクゴク飲んでも大丈夫だという子もいるようですが、お腹を壊すといけないので、お腹の様子を見ながら、徐々に常温⇒冷たい牛乳という風に慣らしていきました。
うちの兄弟は牛乳を拒否する子と、その逆で、ごくごくたくさん飲みたがる子と極端でしたが、その子の個性だと思うようにしました。
飲まないからと言っても無理矢理飲ます必要はないと思います。
うまく与えられるといいですね。
牛乳は、こちらで説明してきた通りで1歳から飲ませて問題ありません。
でも、飲まなくても無理に飲ませることで返って「牛乳嫌い」になってしまう場合もあるので、温かく見守るようにしましょう。
1歳で牛乳はいつから飲ませられるの?まとめ
牛乳はアレルギーや貧血など、初めて飲ませるときには不安に感じるかもしれません。
ですが、上手に取り入れれば、不足しがちな栄養が手軽に摂れるので、成長期にはとても便利な飲み物です。
飲ませる時期や量をよく考えて、栄養のバランスを取ってあげましょうね。