1歳になり、周りの子が少しずつおしゃべりを始めるようになったのに、1歳4ヶ月のわが子が喋らない。と悩んでいるママは多くいます。
1歳4ヶ月で喋らないのはテレビが原因って本当なのでしょうか?
こちらでは、1歳4ヶ月の子が喋らない原因や言葉を話してもらう対策や言葉の悩み・先輩ママの経験談についても紹介しています。
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1歳4ヶ月の言葉の数の目安はどれくらい?
1歳4ヶ月くらいだと、意味のある言葉ばを2~3つくらい話すとされています。
ちなみに1歳半検診では平均約10語とされているので、短い期間に話せる言葉がたくさん増えることがわかりますね。
もちろん、個人差が大きいので、1歳4ヶ月時点であまり喋れない子もいれば、たくさんの単語を言って驚かせるお子さんもあることでしょう。
言葉は1語文から2語文、3語文へと段階を経て話せるようになってきます。
例 1語文 ぶーぶー(車)
2語文 ぶーぶー あった
3語文 青い ぶーぶー あった
「ことば」の出方には個人差があることなのですが、1歳4ヶ月で全然喋らないというのは、一般的には少し遅いと言われています。
1語文がいくつか出ればいいのですが、1語文も口から出てこないようであれば、気にかけてあげた方がいいでしょう。
1歳4ヶ月で喋らないから不安!原因はテレビなの?
では、1歳4ヶ月なのに全然喋らないのは、何が原因なのでしょうか?
テレビを見せると言葉が遅くなるとよく耳にしますが、テレビが原因で言葉が出ないのでしょうか?
言葉にテレビが影響すると言われる理由
「喋らないのはテレビを見せているからだ」と言われることがあります。
でも実際はテレビのせいだとは言い切れません。
言葉やコミュニケーションの問題で、テレビが影響すると言われる理由としては、『テレビに子守を丸投げしている』場合に限るということです。
テレビは人と人との会話ややり取りと違い、一方的な刺激です。テレビからはいろいろな楽しい音楽や映像が流れてきます。
時にはキャラクターが見ている側に問いかけたりするようなコーナーもありますが、あくまでもテレビの中のこと。
実際の大人とのやりとりと違い、テレビからの問いかけに対してお子さんが何らかコミュニケーションをとろうと働きかけても、テレビはその働きかけとは無関係に進行していきます。
テレビだけに任せて子どもを放っておくと親とのコミュニケーション不足から、言葉が遅れるという影響があることから、このようにテレビが影響で言葉が遅れると言う話が広まったのでと考えられます。
根本的な言葉の遅れの原因は、テレビではなく、テレビに子守をさせることによる子供への言葉の語り掛けなどコミュニケーション不足ということですね。
言葉の遅れの原因については、後ほど詳しく説明をしていきます。
テレビに子供を任せっきりにするのは良くないとは言っても、今の時代、テレビなしではなかなか過ごせないですよね。
核家族が多い中で、子どもと二人きりで子守をしながら家事をしないといけない等、どうしてもテレビに頼らざるを得ないことだってあるはずです。
その時には、テレビだけに子守をさせないという意識を持っていれば問題ないと言えます。
我が家も日中、子どもの相手をテレビに頼むこともあります。
ただその時には、
- 長時間の視聴にならないようにする。
テレビをつけていても、ある程度時間が経つと子どもの方から見なくなりますが…。
- 見せている間も時々声をかける
「わぁ、きれいだね~」、「○○が出てきたよ」など共感する言葉をかける。
ということを気を付けてるようにしていました。
テレビを見せていても、実際に言葉に関して、遅れが出ることはなかったです。
テレビから言葉を覚えることも多くありますので、テレビだけに子守を任せるのでなく、家事をする間などに上手に活用することは、ママのストレスを溜め込まないためにもむしろオススメです。
では、一体何が原因なのでしょうか?
1歳4ヶ月が喋らない原因
1歳4ヶ月が喋らない原因として考えられることは、いくつかあげられます。
それぞれ、具体的に紹介していきます。
発達が遅れている(早産・未熟児)
早産、未熟児で生まれた場合で、発達を修正月齢で考える必要がある場合があります。
例えば、出産予定日よりも2ヶ月早く産まれた場合には、予定日を出産日として考えますそのため、1歳4カ月でも修正月齢ではまだ1歳2ヶ月として考えられるのです。
だからこそ、発達の遅れがある場合があります。
例えば、一般的には生後5~6ヶ月くらいでハイハイをし始めますが、早産の場合には、生後7~8ヶ月くらいでハイハイをし始める等です。
さらに未熟児は、早産に加えて体重が2500g未満で産まれた場合で、成長が平均よりもゆっくりな傾向にあるため、1歳4ヶ月といっても、まだ話し始めるにはタイミングが早いという可能性もあります。
環境の影響や親の関わりが足りていない
子供の言葉の出方は、よくコップから溢れた水に例えられます。
周りから話しかけられたりすることで、たくさんの言葉をたくさんコップに溜めこんで、いっぱいになった時に言葉として出てくるのです。
自分の中に溜める言葉の数やスピードは個人差が大きいですが、親とのコミュニケーションが足りていないなど親の関わり不足やそのこにとって刺激が足りない環境(他の子供とのふれあい等)が言葉の遅れに影響してくる場合もあります。
発達に問題はなく理解力はあるが言葉だけが遅い
言葉をきちんと理解できているし、発達の遅れも見られないけれど、言葉だけが遅いという場合もあります。(3歳頃~)
障害がある場合
言葉が出ない原因として、障害があるとう場合もあります。
- 耳が聞こえない
- 発達障害
- 自閉症
などです。
言葉を喋り始める速さなど、言葉に感じては男女でも違ったり、個人差がとても大きいです。
ただ、障害の可能性も考えられるので、そのまま温かく見守ると言うよりも、健診などで相談してみることで、不安解消に繋がることもありますので、積極的に活用してみて欲しいです。
言葉が心配な場合1歳半健診で相談もできる
先ほども伝えましたが、1歳4か月で言葉について心配がある場合、1歳半健診で相談することもできます。
1歳半健診の発達状況のチェックには
- 与えられた積木を重ねられるか(指先の発達)
- 指さし(言われたものについて、紙に描かれている絵から探し出して見つけ、指さしができるか)
- 意味のある単語が言えるかどうか(「ママ」「パパ」など)
という内容になっていて、特に言葉については、指さしは理解言語(言葉が理解できているか)、単語が言えるかどうかは表出言語(言葉を話すことができるか)になります。
発語にはかなりの個人差があるかと思いますが、理解する言葉について問題があるようなら、保健師さんからも何かしら伝えられますし、不安なことがあれば相談をしましょう。
プロなので的確なアドバイスをもらうことができます。
言葉がわかっていて、家では言葉が出るけど、(緊張や慣れない環境などで)話さない場合は問題ないとされています。
1歳4ヶ月で喋らない時にするべき事と先輩ママのアドバイス
最後に、1歳4ヶ月で喋らない時にしてあげるべきことと、同じように言葉が出ないことで悩んでいる人の悩みとそれに対する先輩ママのアドバイスを紹介します。
1歳4ヶ月で喋らない時は言葉を引き出すための工夫をしよう
言葉が出るようになる仕組みとしては、まずはその子の中にどれだけの言葉がインプットされているかということが大切になってきます。
インプットされていないのにアウトプットできるはずがありません。
表出言語(いわゆる口に出す「ことば」)は、理解言語または内言語(分かることば)の氷山の一角にすぎないのです。
言葉の発達の段階として、1歳代はインプットをたくさんさせてあげることが大切です。
ことばを喋れるようになるための特効薬はありません。
大人の言っていることがある位程度理解できているけど、喋らないということであれば、またまだこの子にとって、自分から話そうと思えるほどに言葉の貯金ができていないのかもしれないので、
- 絵本を読んであげる
- 散歩や戸外での遊びに行って五感で自然を感じながら、話しかけてあげる
などしていきましょう。
運動することと言葉は別で考えられがちですが、深いつながりがあります。
全身を動かして、楽しい経験をしながら言葉を聞かせてあげるのは、言葉の発達にとって何よりの栄養です。
たくさんの言葉を聞く機会を作って、言葉のシャワーを浴びせてあげてください。
もちろん、先に書いたように、言葉の理解が出来ていなかったり、言葉以外の発達も遅れている等、障害の疑いがある場合には、医療機関の受診をしてみてくださいね。
1歳4ヶ月で喋らない悩みと先輩ママのアドバイス・経験談
- 悩み
1歳4ヶ月の息子がいます。
私が名前を呼ぶとこっちを向いてくれたりするし、言葉は聞こえているし、理解できていると思うのですが、一向に言葉が出てきません。1語文ですら話さないので、少し焦っています。
姑からは「発達に障害でもあるんじゃないの?」と心無い言葉をかけられて、苦しいです。
私に問題があるのではないかと悩んでいます。
- 先輩ママのアドバイス・経験談
お姑さんの言葉は聞かなかったことにしましょう。育児は周りに振り回されるとしんどいですよ!
ママが誰よりも子供のことは分かっているはずですしね。
言葉が理解できているのであれば、たくさん話しかけてあげるといいと思います。もうしているかもしれませんが、言葉が出ないからと辞めるのではなく、話しかけ続けていれば、そのうちその子のペースで言葉が出るようになってくるはずです。
うちの子はひとり歩き始めが遅い方でしたが、言葉は割と早くて、1歳前後になると少しずつことばが出始め、1歳4ヶ月の頃は
「っちご」(いちご)
「じゅーしゃん」(ゾウさん)
「しゅっぱーちゅ」(出発)
「イチ、ニ」
「ぶーあん」(ブーラン…ブランコのこと)
等々わりといろいろな言葉が出ていました。
2歳1ヶ月の現在、2語文に加え、3語文がたまに入ります。もうこうなってくると、起きている間中しゃべり続けています。
これは生後2ヶ月のころから毎日続けている、
「寝る前の絵本の時間」と、何かあるたびにこと細かに「声かけをしてきた」ことが功を奏していると思っています。
やはり、多くの言葉を投げかけてあげることが言葉を引き出すために効果があるように思います。
言葉がなかなか出ないことで悩んでいる方はとっても多いです。
言葉は成長の目安とも考えられているので、遅れていると気になりますよね。
自分の子供はどういったことが原因で言葉が遅れているのか?を考えてあげて、たくさん話しかけるなど、子供が言葉を覚える工夫をしてあげるといいでしょう。
障害が気になる場合には、健診での相談や医療機関での受信がおすすめです。