1歳になるとご飯作りも少し楽になってきますよね。
でも1歳になった途端、ご飯を食べない!ということもしばしばでてきて、「せっかく作ったのに!」とイライラするなんていうことも…。
こちらでは、ご飯を食べない原因と対策・1歳にイライラしないための対処法を紹介しています。
Contents
そもそも1歳がご飯を食べないのはなぜ?

1歳がご飯を食べない理由として考えられることは、
- 食感がイヤ?味がイヤ?見た目がイヤ?
- 生活リズムが整っていない?
- おやつの食べ過ぎ?おなかが空いていない?
- 体調が悪い?
- イヤイヤ期?
など、様々な理由が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
好き嫌いが出てきて自己主張も出来るようになる
1歳になるとなかにはおっぱいを卒業して、離乳食のみの栄養になるお子さんも多いですよね。
これまでは離乳食で比較的やわらかくて、マイルドな舌触りのものが多かったのに対して、だんだんと『噛む』ことが重視されるようになっていきます。
そのなかでいろいろな食感も経験していくことになります。
これまでのように柔らかいだけではなく、時にはザラザラしたもの、ねっとりしたもの、ゴツゴツしたもの…
味も少しずついろいろな味に慣れさせてあげなくてはいけないので、親としてもいろいろと試したいところ。
そうした中で、だんだんと
- 好きな食感、好きな味
- 嫌いな食感、嫌いな味
というのが出てきます。
もちろん見た目にもおいしそうな要素が必要になってきます。
このように好き嫌いがハッキリしてくること、またそれを自己主張できるようになることから、食べないという行為に繋がります。
成長の証でもあるわけですね。
生活リズムが整っていない
例えば朝ごはんの場合、起きてから30分程度経ってからの方が良いと言われています。起きてすぐはまだ脳もボーっとしているし、食べる体制には入りにくいのです。
また、食事と食事の間の運動量と、おやつの量が合っていないと、食事の時間におなかが空いていなくて食べられないということもあります。
生活リズムが乱れていると、ご飯を食べない原因だけでなく夜なかなか寝ない原因にもなります。
毎日規則正しい生活を心がけましょう。
体調不良
1歳に限らずこれは気を付けてあげたいところですが、体調不良なら食べられないこともありますよね。
いつもと様子が違わないかどうかも気にかけてあげましょう。
体調不良については、分かりにくいものとして、口内炎があります。
熱があるわけでもないのに、ご飯を食べない…(おやつなどよほど好きなものは食べていましたが)
どうしてだろうと思っていると、ハミガキのときに口内炎を発見…ということもありました。
イヤイヤ期
同じ1歳でもまだまだ月齢によって様子に差がある頃。2歳に近くなってくると“魔のイヤイヤ期”が到来します。
何をしても応じてくれない等、特に理由も分からないまま「嫌だ」と叫ぶ時期です。
ご飯が嫌いなわけでも体調が悪いわけでもないのにご飯を食べない場合は、このイヤイヤ期に突入している可能性があります。
このイヤイヤ期になると親のイライラもどんどん大きくなります。
成長の過程なのでどうしようもできないのがもどかしいですが、そういう時期だと思って乗り越えましょう。
自分と大人の献立が全く違う
1歳は、少しずつ大人と同じようにしてみたくなってくる頃でもあります。
まだ食べられないからといって、お子さんだけ別メニューでは「どうして自分だけ違うの?お父さんやお母さんの食べてるもの、食べてみたいなぁ」と思っている子もいます。
切り方や火を通す時間、味の濃さは違ってもどうか同じメニューで楽しく食べられるようにしてあげるといいですね。
1歳がご飯を食べないとイライラする

せっかく一生懸命作ったご飯を食べないとなるとイライラしますね。
こだわって時間をかけて作ったものに限って、ひどいときには見ただけで食べない…ということもあり、子どもはイヤイヤ、こちらにはイライラがやってくることもよくあります。
イライラするのは「食べてほしい」という思いがあるから。
- せっかく作ったのに…
- いろいろな食べ物を食べられるようになってほしいのに…
- 栄養をしっかりと摂ってほしいのに…
親であればわが子に対していろいろな思いがあると思います。
思いが強ければ強いほどイライラしてしまうのです。
でもイライラするのはしんどいですし、出来れば回避したいですよね。
続いて、ご飯を食べてくれない1歳にイライラした時の対処法を紹介します。
イライラした時に試すべきこと

まず、どうしてイライラするのかいうと…
「あなたのために時間をかけて一生懸命作ったのに」
「あなたが健康でいられるように食べてほしいのに」
など、してあげたことに対して求める反応が返ってこないからです。
「あなたのために」と一生懸命になるのも大切なことですが、一生懸命になればなるほど、思っているようにならなかった(ご飯を食べない)時、しんどくなります。
イライラした時の対処法
1歳がご飯を食べてくれなくてイライラした時に試すべきことは
- ご飯の手抜きをする
- 1食くらいあまり食べなくても1日のトータルで栄養が取れれば問題ないと割り切る
ことです。
人間1食くらい手を抜いたものであっても、もっと言えば1食くらい食べなくても死んだりしません。
なので、子供の食事が進まなくても、あまり気を張りすぎずに、1日のトータルで栄養が摂れればいいんだと割り切ると気持ちが楽になりますよ。
また、毎食手の込んだものを作るのは料理好の方をのぞいて、結構大変な作業です。頑張りすぎずに作ったものであれば、あまり食べられなくても「まぁいいか」と寛容な心で見守ってあげることが出来ます。
例えば朝ごはんでイライラしたのであれば、お昼ご飯はちょっと息を抜いて簡単なもので済ませてみましょう。
SNSでのキラキラ料理はその瞬間だけ!毎食みんなが頑張っているわけではないので、自分ペースでやっていきましょう。
1歳のころはまだ間食も午前、午後ともにあるお子さんが多いかと思うので、そこで栄養を調整してあげるのも良いかもしれませんね。
1歳がご飯を食べないときの対策

最後に1歳がご飯を食べないときの対策を紹介させていただきます。
実際にやってみて「効果があった」という対策のみをしょうかいしていますので、よろしければお役立て下さい。
- まず大人がおいしそうに食べるのを見せる
大人がおいしそうに食べているのを見ることで、そんなにおいしいなら食べてみようかな…という気になる場合があります。
- イヤというものを無理強いして食べさせない。
後々まで嫌なものとしてインプットされてしまう可能性があります。
嫌なものは大人でも無理して食べたくないですよね。無理やりではなくあくまでも子供のペースが大事なので、無理強いはさせないようにしましょう。
- 口、舌の先に1滴でも汁が乗っただけであっても「がんばった」と褒める。
一口だけであっても、十分経験になっています。
頑張ったを認めてもらえることで、次につながることも。
- 見た目を変える(切り方、彩りなど)
大人でも見た目でけっこう「おいしそう…」とか…ありませんか?
子供も可愛いものであれば手に取って食べてくれることが多くなります。多少手間ではありますが、お花や星の形、動物の形にしてみる等することで食べてくれることもありますよ。
型は、100均で購入することができるので、試してみる価値ありです。
- 食感を変える(火を通す時間、調理方法)
苦手な食感があるのかもしれないのを見つけてあげるのも大切です。
- 味付けを変える(だしを1からとるなど)
だしの味はとても大切です。
ちゃんとした味覚を育ててあげるためにも、煮干だし、昆布だし、かつおだしを1からとって与えてあげたいものです。
案外子どもの舌はよくわかっているものです。
だしを1からとるというとちょっと敷居が高いように思うかもしれませんが、意外と簡単ですよ。
子どもがイヤというときには何か理由があります。
どうしてご飯を食べないのか、イライラする前に考えてあげられるといいですね。