1歳になると偏食や食べムラも出てきて、朝ご飯をなかなか食べてくれない、おかずを食べずに、パンだけしか食べないという子も多くいます。
こちらでは、1歳が朝ご飯を食べない理由やパンだけでも大丈夫なのかについてまとめています。
1歳が朝食を食べるコツも紹介していますよ。
Contents
1歳が朝ごはんを食べない理由
1歳が朝ごはんを食べない理由は、様々なことが考えられます。
- 生活リズム
- 体調が悪い
- 甘えている
- お腹が空いていない
- テレビに夢中になっている
などの理由がありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
生活リズム
夜は何時に寝て、朝は何時に起きていますか?
起きてどれくらいの時間で朝食の時間になりますか?
睡眠時間が適当にとれていないと、眠かったり、体の調子が整わなかったりして、食べられないということもあります。
大人でも、睡眠不足だったり、寝すぎたりすると調子が悪いことありませんか?
ガチガチに時間に縛られた生活をするのは疲れてしまいますし、時間通りにならない時にストレスを生む原因となります。
ですが、生活リズムを整えてあげることは食事にも影響してくるので、ある程度の生活リズムを整えることを意識していきましょう。
体調が悪い
なんだかグズグズ言って「食べない」時には、体調を崩している場合もあります。
顔色やいつものようすをと比べたり、熱を計ってみてあげてください。
甘えている
なんとなく甘えたい…
保育園に通っている子はあるかもしれません。
ギュッと抱きしめて頑張って食べようねと励ましてあげましょう。
抱きしめてあげることは、スキンシップになり、愛情を子供に伝えてあげることができます。時間がないときもあるかもしれませんが、少しの時間だけでも抱きしめてあげるといいでしょう。
お腹が空いていない
大人でも朝お腹が減っていないこともありますよね。
少しだけ早起きさせてあげて、遊んでから朝食ができるようにしてあげましょう。
親子で朝の空気を吸いながら散歩するのも良いですね。
もしまだおっぱいをあげている場合は、寝る前や朝方の授乳は避けましょう。
テレビに夢中になって食べない
子供は1つのことにしか集中出来ないので、テレビに夢中になっているとご飯が進まないことがあります。
視線がテレビに釘ずけで口が動かない場合には、テレビを消してあげましょう。
気になるテレビが付いていなければ、食事にも集中しやすくなります。
先輩ママの経験談
他にもお子さんによって
『あげる時間帯が遅くなると怒って食べない』
『お気に入りの食器でないと食べない』
『‘好き嫌い’に気づいたのかも」
『起床後30分くらい遊ばせてからが1番食べるけど、タイミングを逃すと遊びに夢中になってしまって食べない』
といった意見がありました。
子供はそれぞれ違うので、自分の子はどうなのだろうか?と様子を見てあげることも大事ですね。
日によって気分が変わるので、振り回されてしまうこともありますが、みんな同じように大変な思いをしています。
みんな大変なんだと思ったら少しは気持ちが楽になりませんか?
思いつめすぎずに、「今はそういう時期」だと割り切ることも大事なのかもしれませんね。
1歳の朝ごはんパンだけでも大丈夫?
「1歳で朝ごはんをパンしか食べてくれない」と悩んでいるママはとても多くいます。
実際のところ、パンだけでも大丈夫なものなのでしょうか?
栄養面を考えると、パンだけでなく、できるだけおかずも一緒に摂りたいところです。
「ごはんだけ」「パンだけ」など、主食だけだと、脳を働かせるブドウ糖がうまく働かないのです。
そして、本当は白く精製された小麦で作られたパンより、血糖値がゆるやかに上がるご飯の方が良いようですよ。
けれど、ある程度大きくなったお子さんや、大人のようにそれを意識して嫌でも食べる…なんてことは、1歳の子にはできませんよね。
今はパンだけであっても、朝ごはんが食べられるということだけでも褒めてあげましょう。
幼児期、偏食や食べムラ(食べるとき、食べないときの差)はよくあることです。
1回の食事、1日の食事ですべての栄養素を摂るなんて到底無理な話です。
栄養のバランスは、1週間トータルで見ておおよそ摂れていれば良いとよく言われます。
だからあまり深刻に考えなくても、他の食事でいろいろなものを食べさせてあげましょう。
パンもできればいろいろと食べ方に変化をつけてあげたいものです。
日によってはトーストしたり、サンドイッチにしたり(サンドイッチなら、他のものも摂れますね)。
菓子パンはよく食べてくれるでしょうし、手軽ですが、私の地域では栄養士さんが講演で
「菓子パンは食事にはならない。お菓子と思ってください」とお話をしてくださいました。
菓子パンの袋の裏に書いてある原材料名を見ると、砂糖や添加物など、たくさんのものが入っていることがわかります。
パンを食べさせてあげるにしても、できる限り余計なものが入っていないものを食べさせてあげたいですね。
朝ごはんを食べるコツは習慣化
朝ごはんを食べるコツは、ズバリ習慣化です。
なんでもそうですが、習慣になってしまえば、それをすることが当たり前になっていきます。大人が毎日歯磨きをすることが当たり前になっているように、朝ごはんも食べることが当たり前だと習慣づけてあげることが大切です。
では、実際にどのように習慣化させていけばいいのでしょうか?
無理に食べさせるのではなく食べられるものを食べさせよう
まずは毎日、朝起きたら朝ごはんを食べるという習慣をつけてあげることが大切です。
今、「パンだけしか食べない…」ということであっても朝ごはんとして摂れているなら続けてあげてください。
また、パンしか食べないからパンだけ出すのではなく、「食べないかもしれないけど…」という前提でおかずも用意してあげてください。
食べないのにおかずを用意するなんて、なんだか変だし、面倒くさい感じですが、いつもパンだけでなく、おかずも用意されている環境が大切です。
そのうちパンだけにも少し飽きてきて、おかずにも手をつけるようになってきます。
またお父さん、お母さんも、しっかりと毎日朝食を摂り、できるだけご飯(お米)とおかずの朝ごはんをおいしそうに食べている姿を見せてあげてください。
無理に食べさせるという行為はかえって子供がご飯を嫌になってしまう場合もありますので、食べてくれるものを食べてもらうということも大事です。
朝ごはんで食べてもらいやすいもの
続いて、1歳の子供に食べてもらいやすい食べ物を紹介させていただきます。
- 果物
バナナやりんごは手軽で手に入りやすくて良いですね。
- 味噌汁またはスープ
野菜をたくさん入れると立派なおかずになります。
- ヨーグルト
果物を合わせて出してあげるのも良いですね。
- おにぎり
手作りの混ぜご飯やふりかけ等であれば栄養価もアップ!
大きさも1口大にしてあげることで、食べた感、達成感が味わえます。
- 蒸しパン、ホットケーキ
なるべく市販のミックスを使わずに、そしてできれば何かしら野菜のペースト等を入れ流のがオススメです。
今はパウダー状の野菜(人参、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草等)が売っているので便利ですよね。
1歳が朝ごはんを食べない悩みと先輩ママからのアドバイス
1歳が朝ごはんを食べないことで悩んでいる人はとても多いです。
そんな悩みや先輩ママがどうやったか等のアドバイスを紹介していきます。
1歳が朝ごはんを食べない悩み
『1歳になるのでそろそろ朝食を食べさせたいけど、こどもがなかなか食べる気にならないのと、 朝の出発の時間に余裕がなくて、どんな朝食をあげたらいいのかわからない』
『保育園での給食や、家での夕食はしっかり食べるのに、朝食を食べてくれない』
『1歳半の子どもがパンを何口か食べる程度で、おかずもスープも食べない!
一生懸命作っているのに食べてくれなくてイライラする!』
など、いろいろな悩みがあります。
先輩ママのアドバイス
私も子育てを経験して、2つのアドバイスがあります。
1歳の頃、朝ごはんを全然食べてくれなかったのですが、2点を改善したら、気持ちが楽になりましたし、気づけばきちんとご飯を食べてくれるようになっていました。
1つめは、生活リズムを整えることです。
寝る時間、起きる時間を見直してみてください。そのなかで早寝早起きをこころがけてくださいね。
もちろん、朝の時間に余裕がもてるように。
しっかり寝たのにボーっとしていて、なかなか食事が進まないという場合は、体内時計を正しく戻してあげるためにも、カーテンを開けて朝日を浴びせてあげてください。
そのとき窓も開けて、朝一番の空気を吸うのも気持ちいいですよ。
冬は寒くてなかなか勇気がいりますが、目が覚めます。
もう1つは、「食べないなら、食べないでもよしとする」ということです。
1食くらい抜いても大丈夫です。お腹が空けば食べたくなります。
お昼保育園でしっかり食べているなら栄養面でも心配いりません。
ただし家庭にいて、食べることができる時間が自由な場合、おやつを簡単にはあげないでくださいね。朝食を食べなくても、おやつがもらえるから…ということが習慣付けされないように。
一生懸命すぎなくてもいいんです。一生懸命すぎるから腹が立つんです。
1歳なんてきまぐれさん。食べる日もあれば食べない日もある!
しんどいときには手抜きでも良いと思います。(習慣化の話とは反対になるかもしれませんが、手抜きもいつもでなければ良いと思います)
いずれにしてもあまり思いつめないで、朝から家族みんな気分よく過ごせるようにしたいですね。